みなさんこんにちは! 長〜い、なが〜い単身赴任を終え4月から本社の加工営業部から機械営業部として 横浜に戻ってきました加藤です。
今後は東京営業所の一員としてお客様にとってより良いご提案が出来る様頑張りますので これからもよろしくお願い致します。
さて、ここ1,2年で印刷やパケージ等へのレーザー加工がかなり増えて来ています。 そんなこんなで最近レーザーでの紙加工に凝っている自分は日々サンプル制作に励んでおります(^^;
出来上がった作品の一部がこちら.....
ジャジャジャジャジャ〜ん!!!
今回は加工の際のちょっとした工夫を盛り込んだ制作の過程をご紹介します。
図面自体はこんな感じです。
赤と青のレイヤーはカットラインで緑のレイヤーは罫線(折しろ)です。 これでレーザーの加工する順番は赤(抜きのデザイン)→緑(罫線)→青(外周)となります。 因みに60wでの加工設定数値はカットラインの赤と青がスピード10パワー30で罫線の緑がスピード30パワー55です。
カット後がこちら
アクリルの上に用紙を置いてカットしていますが、こうする事によって次の様なメリットがあります。
1.ハニカムの跳ね返りによる用紙裏面の焦げを防げる。
2.カット作業中にカット中に抜けた紙がエアーによってこれからカットしようとするライン上を覆ってしまい切れていない部分が出来るのを防げる(カットした用紙はアクリル板面に癒着する為)
3.細かいデザインで抜いたところもアクリルに癒着しているので仕上がり品を取り外す時に綺麗にデザイン部分が抜ける。
4.常に用紙の水平を保てるのでカッと品質が安定する。
2種類のパッケージの展開図をカットしました。
材料の用紙は表面がパールホワイトのはがき位の厚みの紙です。
これを組立てて完成!!!
接着したいところは両面テープで接着です。
パッケージの背面は彫刻モードで文字を彫刻。(2つ前の画像を良く見ていただくと彫刻されているのが分かりますね!)
とっても上品な感じに彫刻が出来ました。(化粧品のパッケージの様な感じです)
彫刻時のスピードは65パワーは25です。
この様に文字彫刻を同時に行う場合は彫刻の色は黒等の一番最初にレーザーが作業する色に設定するのが基本です。
自分は名刺のストックケースに使っていたりしますが、色々な形状のパッケージを用意し商品のギフトボックス等として作成されるのもおしゃれで商品の価値観を高めるのではないでしょうか